Econometric Analysis
「Econometric Analysis」のレビュー・感想

【使い方次第】
この本は超有名である。だからこそ「とりあえずGreeneを買おう」という人が居て、そういう人が「とりあえず買う」から、さらに有名になる。
しかしこの本に対する評価は、読み手のレベルに大きく依存する。ある程度のレベル以上でないと、この本は辞書として使うことすらできない。確かに、章立てに問題がある、というほかのレビューも正しいが、根本は、読み手のレベルの問題だ。
目安として、「いま計量をしっかり勉強しているし、将来は院に進学して計量をもっと勉強したい」と思っている学部生くらいの...

【読みやすくなった最新第5版!】
第5版になってこれまでと大幅に章立てが変更になっている。以前までは章に組まれていた行列や確率論、シミュレーションなどが巻末のappendixに移り、最初からOLSに入れるようになったため非常に読みやすくなったように思われる。また、文字の色も青から黒に変更されたことはうれしい(以前は読みにくかった)。本書は計量の理論が網羅的にしかも豊富なExampleを用いて分かりやすく書かれている(基本的になんでも載ってます)。しかもミクロ、マクロに偏りがないため(少しミクロかもしれないが)実証研究をやる方は本書を読むことで、...

【充実の最新版】
以前グリーン著のテキストに関する不満を記したが、今回の改版では大幅にその点が克服されている。巻末の確率論に関するテクニカルなトピックの充実は特記に値する。今や時系列分析を学ぶ上で必須の知識となった確率極限の概念
(Khintchine's lawなどなど)に関してページを割いていることは喜ばしい。
Amazonで詳細を見る!