The End of Poverty: Economic Possibilities for Our Time
「The End of Poverty: Economic Possibilities for Our Time」のレビュー・感想

【国際援助の体系的入門書】
国際援助については漠然としたイメージしかなかったのですが、本書を読んでその意味がかなり明確になりました。先進国はMDGを国連で決めたのだから達成すべきだ、GDPの0.7%相当額を援助すると約束したのだから拠出すべきだという著者の議論は、昨今の経済状況を考えると、納税者の理解を得られるかどうかはちょっと微妙。そういう意味でも、貧困とテロリズムとの関係のもっと深い分析があればよかったと思います。
2001年にノーベル経済学賞をとったスティグリッツは、その著書Globalization and Its DiscontentsのAcknow...

【開発経済学の醍醐味、魅力】
我々世代の全世界的な課題として貧困の撲滅を提起する。世銀、IMF等の国際機関に興味ある者にとっては、開発経済学や国際機関の現実、可能性、魅力をリアルに教えてくれる必読書。ボリビア、ポーランド、ロシア、中国、インドでの実践経験を通した方法論を臨床経済学として提示。その過程は開発経済学の醍醐味、魅力を存分に紹介してくれる。最貧国の構造問題「貧困の罠」を解決するには、最貧国の人的、ビジネス、インフラ、自然、社会制度、知識の6つの資本、全ての要素がバランス良く持続成長可能なレベルに達するまで、豊かな国か...

【It's time to exert our responsibilities for the poorest of the poor】
In a world of plenty, we tend to ignore those in extreme povery. Jeffrey D. Sachs, as Bono discribes him an energetic, greatest economist, however, diagnoses those who are spiraling in a povery trap through his comprehensive and crinical approach. Now, we have to exert our responsibilities to heal the world with hunger, disease,and extreme povery, and close the gap between the rich and the poor,says Professor Sachs. I'm very much moved by his and his sidekick, Bono's devoted activities.

【理想主義と言われるでしょうが】
読後に残る清清しさはどこから来るのでしょうか。経験と実例を巧みに織り込んだ説明は読むものに感嘆を与えずにはおれません。とくにボリビア等の政権の経済アドバイザーとしての働きはドキメンタリーとしての価値もあります。また自国であるアメリカの貧困対策に対する直接投資の低さ、並びに自国民の意識の低さに対する批判も非常にフェアなものに感じられます。
ただエコノミストにありがちな数字を駆使してしまう点、つまり0.7%と少数点以下の割合を強調することは、わが国における防衛費GDP1%論と同じくそれ以下のレ...
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